
カラー書道を初めてもうすぐ十年になります。誰に教わったわけでもなく、緩やかに自然に書くようになりました。始めは、今のような形ではありませんでしたが、工夫をしているうちに変化していきました。
十年たってやっと、自分自身で気に入った作品ができるようになってきました。初めのころ誰かに見てほしくて、京都の五重の塔の角のお茶屋さん、「八坂」さんで個展をさせていただきました。
よくそのような度胸があったものだと思います。
けれど、自分自身で産みのみの苦しみを感じて、けれどそれが楽しかったりするんです。漢字やひらがな、カタカナにも無限の力があります。読んでその意味を伝えるだけではありません。それだけでとどまらないものが書には秘められていると感じています。
上記の作品は「蝶」という漢字により想像される光景を表現してみました。
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